生い立ち

10月ですね。

この間まで、相当暑かったのに…すずしい。

秋らしい秋がしばらく続いてほしいです。

スポーツも読書も、食も…この季節は素晴らしいから。

 

さて、少々この会社の生い立ちについて。

 

ターポリン紙というものをご存知でしょうか。

簡単にいえば、防水紙のことです。

昭和30年代はこの素材を使って、防水ダンボールを製造し、

水産物の一時容器として市場に納めさせていただいておりました。

現在はその役割を発泡スチロールに取って代わられております。

 

ちょうど昭和40年代前半、高度成長期に入り、首都圏に不足する住宅を補うべく、

国の政策から住宅公団による大量の団地供給が始まっておりました。

当時住宅部品の工業化は未開発の状況にあり、

部屋内の仕切りの大半を占める襖もまた、需要に対して供給が追いつかない事態が想定されました。

 

この市場にダンボール素材を用いて参入したのが我が山田ダンボールグループです。

しかしながら、梱包材用途と建材用途では、仕様や求められる性能、使用環境や耐久性も全く異なり、

その違いは想定を超えるもので、相当困難なチャレンジとなりました。

これを受けて、既存事業の梱包用ダンボール製造とは独立した建材専門工場として、

主要な建材としてのダンフスマ専用ラインに敷きかえ、

私たちの会社はやがて、山田ダンフスマ株式会社として新たな出発をします。

これが現ユナイトボードの原点となりました。

 

by フスマックス